会議は踊る。されど進まず。   誰が悪いんだ?

ポチ:さあ、話し合いを始めよう!今日の議題は「公園をもっと使ってもらうためにどうしたらいいか」だよね!

みんな、考えてきてくれたかな?

 

ポンタ:考えてきたよー

 

タマ:わたしはちょっと時間がなかったので無理でした。。。

 

ワッシ:考えてきましたよ!すごく悩んだんですが、二つにまとめてきました!!

 

ポチ:そうですかー。では、ポンタさんから言ってもらってもいいですか?

 

ポンタ:えーっとですね、僕はポスターを作ってみんなに知ってもらうのがいいと思っていて、詳しい部分はこれから考えていこうと思っています。

 

ポチ:確かにー。僕もいいなと思いますー。

 

ワッシ:僕もそう思います!似たような事例がたしか、隣の県でもありましたよね!やってみて損はないと思います。

 

ポチ:えー、それではタマさんですが、今思いついたものでもいいんですがどうでしょう?

 

タマ:いやー。あんまり思いつかないですし、恥ずかしいので私はいいです。

 

ポチ:そうですか、では、次回の会議ではよろしくお願いしますね。

 

ポンタ:そんなんでいいんですか?こんなことじゃこれから先が思いやられますよ。ぜひ、今日のうちに何かしらの発言をしてもらうべきです!

 

ポチ:確かにそうですねえ。それじゃあタマさんも何か言ってもらいましょうか?

 

ワッシ:いやいや、タマさんだって何かしらの事情があるのかもしれないよ。次回の会議で挽回してもらおうよ!!!

 

ポチ:あーそれも一理ありますねえ。じゃあ、タマさんに聞いてみましょうか。

 

タマ:えーごめんなさい。私なんかのせいでー。もう、私のことなんか忘れて次に進んでください。

 

ポチ:まあ、本人が言うのなら。それなら、ワッシさんの意見を言ってもらってもいいですか?

 

ワッシ:そうですね、僕は面白い遊具を取り入れようと思っているんです。この前アニマル大学で発表された論文では、遊具の積極的な導入が都会の公園の活性化につながったらしいですよ。

 

ポチ:いやー。確かにそうですねえ。アニマル大学の論文にも出ているだからきっとそうなのでしょうねえ。

 

ポンタ:いや、遊具は危険です。もし子供がそれでけがをしたらのことを考え忘れているんじゃないですか?

 

ポチ:確かに。危ないのはだめかもしれないです。

 

ワッシ:でもですねえ、アニマル大学の論文ではそこも含めて上手くいっているんですよ。

 

ポチ:あー。それなら安全かもしれません。

 

ポンタ:いやいや、アニマル大学の論文では都会の公園の話をしているんですよ。同じことがここでも言えるんですか?それと、タマさんも何か思ったことは言ってください。

 

ポチ:たしかにー。では、タマさん、何かありますか?

 

タマ:いえー。何もないです。私みたいなのはいてもいなくても同じですから。

 

ポチ:えーそうですかあ。。。

 

ポンタ:じゃあ来なければいいじゃないですか。なんでそもそも今日の会議に参加したんですか?

 

ワッシ:そんなこと言う必要はないじゃないですか。協同することの大切さは今どきどの企業でも言っていますよ。

 

ポチ:まーそうですねえ。

 

ポンタ:ところで、今日の会議はどこまで話を進めるつもりですか?

 

ポチ:えーとですねえ。どうしましょうか。皆さん、どうしたいですか?何か意見はありますか?

 

 

              会議は続く。。。。。