ナシコの日常 第六話
こんばんは! ナシコの日常のおかげで最近「今日は何忘れようかなー」
と、何も知らない人から見たら普通に意味不明なことを考えております。
カンミナーレです。
さっそく第六話いってみましょうー
第六話 今日忘れたのは・・・
(やばい)
(やばい、やばい、やばい!!)
(忘れ物した!!?!?)
おはよー、正司君!なんかあった?
え、どっどうしてそんなこと聞くんだよ
えーなんかいつもと違う気がしたからさー
(くそー。なんでナシコさんはいつもこんなに鋭いんだ!?)
い、いや、ほんとになんでもないよ。
そーお?ならいいんだけどね。それより今日はねえ、私、忘れ物一つもしてこなかったんだよ!えらくない!?
(なんだと!こっちは今日忘れ物したっていうのに。というかむしろ、今日に限ってとでもいうべきか。なんでこんなに大事な日に限って忘れ物しちまったんだああ)
あー、うん。えらいね。
ふーん、いつもならそんなこと全然えらくないって言いそうなのにね。ほんとに今日なんともないの?
ほんとになんもないから
ふーん。あっそういえば今日は民泊研修の提出あるよね!どこの民家を第一希望にした?
えー、あー、言わないよ。秘密だよ秘密。
えーなんで言ってくれないの?私は漁師の方の家だよー。正司君はどこなの?
うるさいなあ!今日はいらいらしてるんだからほっといてくれよ!
ほら、なんかあったんじゃん。別に言ってくれていいのに。
えー今から民泊研修の希望調査集めるぞー。忘れたやつは連れて行かねえからなあ。みんなちゃんと持ってきてるんだろうなあ。ほら、机に出せー。
正司君、出さないの?
・・・忘れたんだよ。
え!?さっき先生今日までじゃないとやばいって言ってなかったっけ?
そうだよ!だからイライラしてるって言ってるだろさっきから。わかったんならほっといてくれ!!!!!
・・・ごめん。
先生。希望調査の紙持ってくるの忘れました。ごめんなさい。
あーそうか。じゃあ希望なしで通しとくな。さすがに置いてくことはしないけど、一番最後に残ったやつになるな。まー見たところ県境近くの山田さんのところだな。
・・はい・・わかりました・・・
ねえ、正司君。
なんだよ。もういいよ。
はい。
え、なんで持ってんの?
学校中探し回ったら余計に持ってる人がいたんだよ。だからもらったんだ。
いや、そうじゃなくて。なんで探してくれたの?
え、だって、すごい深刻そうな顔してたじゃん。この研修、普通の人にとってはなんてことない行事なんだけど、正司君からは今回になにかかけてるのかってくらいの雰囲気を感じたから。
だからって、普通ここまでしてくれる?僕にはナシコさんに返せるものや能力なんて何一つないんだよ!
そんな損得で動いてちゃ、人生おもしろくないでしょ?正司君はただ、今回の研修を楽しめばいいんだよ!それで私は十分満足だから。
(ナシコさん・・・
その癖はやっぱり治らないんだね!今のは正司君らしくて、やっぱり正司君は正司君でなくちゃ!!
でした。
そろそろナシコさんは最終回にさしかかってるということを報告しまーす。
理由は、話が尽きてきたからです。単純です。ごめんなさい。
もう少しひねり出してみたい部分はあるんですが、なんせ最近は忙しくて、、、
というわけです。ありがとうございましたー。