絶対にやってはいけないクッキング
今日は絶対にやってはいけないクッキングというわけですが、今日の失敗談をもとに書いていこうかなと思います。
行程を書くのでどこが失敗ポイントなのか、なぜ失敗なのかを当ててみて下さい。
料理名:アレンジバナナケーキ
材料:薄力粉、砂糖、重曹、バナナ、たまご、きなこ、豆乳、オリーブオイル
行程
まず、熟して黒くなったバナナをボウルの中でぐっちゃぐちゃにします。
次に、たまごとを入れてまぜて、薄力粉、砂糖も加えます。さらに加えるきなこと豆乳はアレンジポイントです。
ここで重曹を入れるのですが、ここでもアレンジポイント、より大きく膨らますために通常の10倍のが僕のアレンジです。
生地ができたら、オリーブオイルをたっぷり塗った炊飯器に生地を入れて、炊飯スイッチを入れるだけです。ここでですが、一回の炊飯じゃ足りないので、僕の場合は二回炊飯するんです。
これで、できあがり。皆さんはどこが失敗ポイントか分かりましたか?
少し料理に詳しかったら誰でもわかりますよね(笑)
正解は、通常の10倍いれた、重曹です。
ここで、ぼくみたいに料理に全然詳しくない人にはさらに問題です。
重曹を入れすぎると、どうなるでしょう?
注:膨らみすぎるは正解ではありません
答えは、 めちゃくちゃ苦くなる でした。
食べたんですが、苦すぎて吐きそうでした。
なんでか説明します。中学理科で説明できるんですよ。
重曹の原料は知っていますか?
炭酸水素ナトリウムです。(NaHCO3)
これが熱によって分解されると、次のような反応を示します。
炭酸水素ナトリウム ⇒ 炭酸ナトリウム +水 + 二酸化炭素
NaHCO3 ⇒ Na2CO3 + H2O + CO2
このときに発生する二酸化炭素のおかげで生地が膨張するんですよね。
ここで、なぜ苦くなるのか。それは炭酸ナトリウムのせいなんです。
中学の時、リトマス紙の実験しませんでしたか?そのとき、赤色リトマス紙が青色に変化したはずです。
そうです。炭酸ナトリウムはアルカリ性なんです。
なめたことある人はわかると思うんですがね、アルカリ性のものは基本苦いんです。ぼくなんかよく理科の実験で薄めの薬品の匂いだとか、味だとかを確かめてみてたんでわかるんですが、アルカリ性はほんとに苦いです。
ここまでひとまず書き終えて、ふと現実に戻ってみると大量に作った今回のバナナケーキが目に映るんです。
おいしそうでしょ 見た目は
味はほんっっっっとに最悪です。これ一人で食べるんだよなあ。。。。。
何日分あるんだろうなあ。。。。
知らなかった人はこれからのクッキングの参考にして僕みたいなことは絶対にしないようにしてください!!!
以上、絶対にやってはいけないクッキングでした。